AKB48
北原 里英(きたはら りえ、1991年6月24日 - )は、日本のアイドルであり、女性アイドルグループAKB48チームBのメンバーである。
愛知県一宮市[1]出身。太田プロダクション所属。2011年3月16日にNot yetとしてデビュー[2]。

来歴

2007年

『AKB48 第二回研究生(5期生)オーディション』に合格。

2008年

2月7日、上京[3]。
3月1日、チームB 3rd Stage「パジャマドライブ」公演における楽曲「純情主義」のバックダンサーでデビュー[4]。
7月30日、旧チームAに昇格。
10月22日、10thシングル「大声ダイヤモンド」で初めて選抜メンバー入りを果たし、以後18thシングル「Beginner」までの全シングルで選抜入りする。

2009年

6月から7月にかけて実施された『AKB48 13thシングル選抜総選挙「神様に誓ってガチです」』では13位となり、選抜入りを果たした。
8月23日に開催された『読売新聞創刊135周年記念コンサート AKB104選抜メンバー組閣祭り』の夜公演にて、10月よりチームBに異動することが発表された(実際に異動したのは2010年5月21日)。

2010年

3月25日に開催された『AKB48 満席祭り希望 賛否両論』の夜公演にて、太田プロダクションから移籍打診があったことが発表され、のちに正式に移籍した。
2月17日、15thシングル「桜の栞」で初のフロントメンバーに選ばれ、2ndアルバム『神曲たち』でも通常盤ジャケットのフロントメンバーに選ばれた。
4月30日、アメーバにてオフィシャルブログ「さんじのおやつ」をスタートした。
5月から6月にかけて実施された『AKB48 17thシングル選抜総選挙「母さんに誓って、ガチです」』では16位となり、シングル選抜入りを果たした。
5月17日、『週刊プレイボーイ』No.22 2010年5月31日号(集英社)に初のソログラビア「キタリエはじめました。」が渡辺麻友とともに掲載された。
8月13日放送開始の『学校のコワイうわさ 新・花子さんがきた!!』では、ホワホワ役で声優デビュー。
10月30日に自身初のソロカレンダーが発売され、同年11月6日には初のソロカレンダー発売記念イベントが開催された。

2011年

1月21日、『AKB48 リクエストアワーセットリストベスト100 2011』の2日目公演アンコールにて、大島優子・指原莉乃・横山由依とユニット「Not yet」を結成することを発表[2]。

人物

実家は自営業を営んでいる[5]。家族構成は両親、本人、3歳年下の弟。

小学生の時に写生大会で6年連続で表彰状をもらっていた[6]。

一宮市立丹陽中学校[1]時代はハンドボール部に所属していたが、地区大会会場が屋外であったことから常時日焼けしていた。それが嫌で、高校では吹奏楽部に入部した。

運動会や文化祭などのイベントが好きな熱血タイプで、「団結」の語を好む[7]。その一方で、落ち込みやすい、人見知りのため最初のうちは人と目を合わせられないなど、かなりネガティブな面もある。[8]。

特技はものまねと妄想。ものまねのレパートリーはいっこく堂の腹話術や[9]、ドラマ『ごくせん』で仲間由紀恵が演じる山口久美子[10]などで、劇場公演の曲に使用されたほか、ライブや『AKBINGO!』などでも披露し、『G.I.ゴロー』でゲスト出演した『ごくせん』第2シリーズで生徒役を演じている速水もこみちも絶賛するほどである。なお、太田プロダクションの公式プロフィールでは特技に打楽器・実用英語技能検定準2級を挙げている。

漫画やアニメを好み、ブックオフのことを「聖地」と呼んでいる[11]。特に漫画は『名探偵コナン』や『ONE PIECE』などが好き。また、映画も好んでおり、第二の聖地はTSUTAYAと語っている。

特徴は大きな目と厚い唇、褐色の肌。その容姿を他のメンバーがしばしば「ウナギイヌ」に似ているとネタにしており、本人も、ウナギイヌの靴下を履いてAKB48 19thシングル選抜じゃんけん大会に臨み「なぜなら私はウナギイヌに似ているからです」とカメラマンに自己紹介したり[8]、ブログで度々自虐的にウナギイヌのネタを扱ったりしている。また、ACジャパンのCM「あいさつの魔法。」に登場するウナギイヌ似のキャラクター「おはよウナギ」についても「あれも私だと思っていただいていい」と発言しており[12]、「おはようなぎ」(ひらがな表記)のフレーズをブログでも使用している[13]。

トレードマークは色の悪い唇[14]。

将来の夢は女優[15]もしくは構成作家[16]。

ピアノが得意で、ヤマハ音楽能力検定のピアノ演奏グレード6級を取得している[17]。また、全日本スキー連盟が定めたスキーバッジテスト4級を取得している[18]。

大の『ハリー・ポッターシリーズ』好きで、作中に登場する呪文の名前と意味を全て記憶している[19]。また『ポケットモンスター』好きでもあり、最も好きなポケモンはゲンガー。初恋は漫画『神風怪盗ジャンヌ』で、この最終回の完全再現も出来るとコメントしている[20]。

『メタルギアシリーズ』も好んでおり、最も好きなシリーズに『メタルギアソリッド2』を挙げている。PS3ソフトは『メタルギアソリッド4』限定版の「鋼 -HAGANE-」仕様のものを所持している。『どうぶつの森』もNINTENDO64時代から長年プレイしており、好きなキャラクターはニコバン[21]。

携帯電話のメールを打つのが早く、ラジオ番組の企画で「メール早打ち勝負」をした際、1位を獲得した[22]。

お笑い好きでもある[23]。また、バラエティ番組『芸人報道』に出演した際、綾部祐二(ピース)が好きだと公言した。 ココナッツのシャンプーを使用しており、メンバーから公演やブログなどで髪からココナッツ臭がすると言われることもある[24]。

ファッションへのこだわりはあまりない。[23]。

中日ドラゴンズのファンである。

会話の随所に尾張弁が出る[23][1]。

朝起床することが非常に苦手で、目覚まし時計のスヌーズ機能、携帯電話のアラームなどを駆使してもなかなか起床できないため、最終的には毎朝母親からモーニングコールを掛けてもらい起床する[1]。

AKB48関連

多用するキャッチフレーズは、「夢見る名古屋嬢」(一宮市出身ですが[1])。その他にも、公演によっては「きのこの山よりたけのこの里派」[25]や「『DEATH NOTE』で言ったらエルよりライト派」[26]「そばよりうどん派」のように、同じ属性にある二つの物を比較して「○○より○○派」というキャッチフレーズを使うこともある。チームB 5th公演では「愛知県からきました。北原里英○○才です。」に代え、ごくまれに他メンバーのキャッチフレーズを一部借用して観客の笑いを誘うこともある。

愛称は、「きたりえ」・「りっちゃん」など。前田敦子はブログ内でのみ「うなちゃん」と呼んでいる。

研究生出身でありながら選抜メンバー(アンダー、シアターガールズは含まない)に選ばれることが多く、「次世代のエース候補」と紹介されることもある。

AKB48内で初めて名前を知ったのは野呂佳代(現・SDN48)。憧れで神推しのメンバーは篠田麻里子と常々語っている。他に好きなメンバーは秋元才加や宮澤佐江。

愛知県から上京してからは、指原(大分県出身)、大家志津香(福岡県出身)、元研究生の冨田麻友(香川県出身)、現・SKE48の中西優香(愛知県出身)と共に1か月半生活していた時期がある。特に大家とは約2年間にわたりルームメイトで、「東京の家族」と呼ぶほどの仲。2010年時点は隣同士に住んでいた。また、この5人は自分達のことを「地方組」と呼び合っている[23]。

メンバーでは、上記「地方組」の指原・大家、後輩地方組の小森美果、横山由依[1]、その他高城亜樹、などと仲が良い。篠田麻里子からは真面目で礼儀正しい、後輩にも優しいと褒められている[27]。指原とは同期でデビュー日も近く、顔が似ていると言われ、初期の頃はレッスンでペアにされていた[28]。メンバーだけではなく、大家と渋谷の街を歩いていたところ、女子高生から「指原ですか?」と間違えられたこともある[12]。

自身と同じ1991年生まれのメンバーを「AKBのゴールデンエイジ」と呼んでいる。ちなみに、AKB48の2010年12月時点の正規メンバーには、1991年生まれが14人いる[29]。

『アナザースカイ』において詩を披露した際、秋元康に「AKBの知性」と言わしめた[30]。また、バラエティ番組の学力テスト企画では好成績を残すことが多い。『週刊AKB』の中間テストでは参加20名中6位、期末テストでは参加18名中2位で、いずれも300点満点で260点以上の成績を残している。「1Q48」テスト企画では1位(193点)だった。

ほぼ初対面の指原が食べ残した物を貰い受ける、空腹になると不機嫌になり、舌打ちするほどになるなどのエピソードがあり[31]、食べ物に対する執着心が強く、本人も「食に関しては心が狭い」と語っている。指原とはこのことがきっかけで仲良くなり、その後二人とも一番仲が良いメンバーでそれぞれの名前を挙げている。

ブログやラジオ・テレビ等でも度々、自分がネガティブであることを明かしている[23][32]。

先述の「ウナギイヌ」に似ているという件から、『マジすか学園』出演時の役名も当初「ウナギイヌ」になりかけたが、著作権の都合上不可となり、やむなく「ウナギ」となった[1]。

19thシングル選抜じゃんけん大会開催前にメンバーに対して実施されたアンケートの「AKB48に入って知った悲しみは?」という問いに「滑舌が悪いことに気づかされた。(あと自分で分かっているのに)叩かれるとこ。」と答えた[8]。

仕事場では、知り合いのスタッフに必ず挨拶に行く[8]。

大人数での仕事が多いためか、「個人仕事のとき不安。一人ぼっちだとさびしい。」とのこと[8]。

「『あなたにとってのAKB48』をひと言で表すと?」という問いに対して、「今の私のすべてです」と答えた[33]。